「氣づき」からはじまるセルフセラピー

不安を平安に。セラピストが綴る「読むセラピー」系日々雑感。

自分のいまの心の状態が見える。アートセラピーの不思議。

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あなたはこの絵を見て、どんなふうに感じますか?
この絵に描かれている人物について、どんなふうに見えますか?
やさしそう?
こわそう?
きれい?
淋しそう?
楽しそう?
つまらなそう?
それとも…?

「やさしそう」と思った人は、今の気持ちが優しいモードになっています。
「さみしそう」と思った人は、今の気持ちがさみしいモードになっています。

自分の心の中にあるものしか、人は外界に見ることができません。

自分の心の中にないものを、人は描くことはできません。

 

今日は、アートセラピーのセッションがありました。
(上の絵は別のかたのものです。許可を得て掲載しています)
自分の描いた絵が、自分のこころを現している。参加者のかたは、こころの中を、目に見えるかたちとして感じていかれました。
「なんとなくそうかなと思っていたけど、やっぱり間違いなかったんだ!」

他の誰でもない、自分のものだから、認めざるを得ない。
今の自分はこんななんだとはっきりするだけで、もやもやしていたものがなくなっていきます。

今日の参加者さんは、わたしにないものを、たくさん持っている方でした。
でもね。本当に「わたしにないもの」だったら、わたしには見えないはずなのです。

「わたしにないもの」を観ることができたということは、自分の中にこれまでなかった部分を発見したということでもあります。

 

セッションの時は、いつも相手の中に自分を感じています。

癒やされているのはわたしなのではないか?と思うことも多々あります。

自分の絵を観るだけじゃなくて、同じ参加者さんの絵を観ることでも、たくさんの発見があります。

そういえば、今日の参加者のかたに、これから「白」がテーマになるかも…みたいな話をしたあとに、気付きました。
私が今日のセッションのために選んだ花の色が普段はあまり選ばない「白」だったこと。

アートセラピーでは、いつもそんなコインシデンスが起きる気がします。

 

次回のアートセラピー(グループセッション)は、2月20日を予定しています。
決まり次第、お知らせしますね。
個人セッションは、随時、受け付けしています。
HAPPY道場さちこばまで、お気軽にお問い合わせください。